2009-07-01 第171回国会 衆議院 外務委員会 第19号
といいますのは、ちょっと時間の関係がありますので、先にいろいろな例を申し上げておきたいと思いますけれども、イギリスなどでは、既に三千九百万個の子爆弾を持つ六種類の親爆弾十九万発を配備から外し、破棄作業中、また破棄契約の交渉中であるということです。そして、二〇一三年に破棄完了予定。ドイツでも、署名前の二〇〇八年十月に破壊作業を開始した。
といいますのは、ちょっと時間の関係がありますので、先にいろいろな例を申し上げておきたいと思いますけれども、イギリスなどでは、既に三千九百万個の子爆弾を持つ六種類の親爆弾十九万発を配備から外し、破棄作業中、また破棄契約の交渉中であるということです。そして、二〇一三年に破棄完了予定。ドイツでも、署名前の二〇〇八年十月に破壊作業を開始した。
クラスター弾は、一つの親爆弾から広範囲に数百個もの子爆弾をまき散らし、無差別に人を殺傷する非人道兵器であります。使用後は大量の子爆弾が不発弾となり、人々の生活を脅かし続ける。しかも、子爆弾は子供の興味を引く形にしたものがあり、多くの子供たちが犠牲になってまいりました。
○笠井委員 今ありました、子爆弾を持つクラスター弾は一切持たない、導入する計画はないということになるわけで、これは重要だと思います。しかし、そもそも、これまで持ってきて二百七十六億円も使ったということは問題でありますし、それにかわる新たな装備も要らないということを、私は強く申し上げておきたいと思います。
この爆弾は、言うまでもありませんが、親爆弾から放出されるたくさんの子爆弾が広い範囲に飛び散って爆発をする。そして、不発率が高いということで、拾い上げて握り締めたり、なかなか魅力的に一見見えるということで子供たちがそれに触れたりして、たくさんの犠牲が、民間人、無差別に起こるということで、イラク戦争でも米軍が多用してバグダッドの市街地でも使われたというのは、米軍も認めました。
こういった国際社会の動きの中では、仮に防衛政策上の有用性があるとしても、不発の子爆弾が残るとすればやっぱり国民に被害をもたらす、そういう非人道的な側面は否定できません。ですから、不発弾を発生させないような技術開発をするとか、あるいは代替兵器を開発するとか、そのようなことを検討する段階に来ているのではないかと思いますが、防衛大臣のお考えを伺いたいと思います。
さて、次に伺いますが、これをお示ししますが、(資料提示)これはクラスター爆弾と言われるものの子爆弾であります。UNMACAというアフガニスタンの地雷除去活動、国連の地雷除去活動をやっていたダン・ケリーさんという所長さんからこれをいただきました。これは不発弾で火薬を抜いたものでありますけれども、この子爆弾がたくさんアフガニスタンには散乱しているわけですね。それが放置されている。
これは、子爆弾が散り散りになった場合にこれを放置されますと、これは遺棄された地雷と同じように人道上大変な被害をもたらす。現にアフガニスタンでも子爆弾、クラスター弾が散乱している現状であります。ですから、これは非人道的な兵器だということで、これの規制というのが今国際社会で議論されているわけですね。 一つは、アメリカやロシアや中国のような大きな国も参加した国連のCCWという議論の土俵があります。
もし攻撃されて日本が滅びてしまって、人道上の見地から日本が滅びてもいいと言われるなら別ですけれども、現在はそれに代わるべき手段がない以上は、そういう子爆弾の不発率をできるだけ落としてでも持たざるを得ないという、そういう判断をしているわけであります。
○緒方靖夫君 NGOの調査報告によっても、飛散した子爆弾による死傷者、これは確認されているだけ、つまり数えて確認されただけで一万人以上、九八%が民間人という、そういうことが報告されているわけです。こういう兵器を日本が保有している。 そこで、防衛大臣に伺いますけれども、自衛隊が保有するクラスター爆弾について、弾薬の種類、生産メーカー及び保有量と配備先について、どうなっているでしょうか。
○福島みずほ君 NGOのデータで、世界に三千三百万個以上の不発子爆弾が回収されずに転がっているというデータがありますが、いかがですか。
○国務大臣(久間章生君) いきなりでございますけれども、一つの爆弾の中に子爆弾を内蔵しておりまして、一つの爆弾が破裂すると同時にその子爆弾が破裂するような、そういう仕組みになっている爆弾をクラスター爆弾と言っております。
(資料提示)これはクラスター爆弾の子爆弾であります。これはアフガニスタンでUNMACAという国連機関の代表からいただいたものでありますけれども、アフガニスタンに投下されたクラスター爆弾、これはこういう子爆弾を多数詰め込んだ大きな爆弾を落とすと。そして、空中でこれが散り散りになって、子爆弾が爆発をすると。
言うまでもなく、このクラスター爆弾というのは、爆弾の本体の中に数百個の子爆弾が仕組まれておりまして、空中でまき散らして目標を破壊するものでありますけれども、不発弾として多くの子爆弾が残って、これによる後の被害が続くという非人道的な兵器でございます。 そうした意味で、第二の地雷と呼ばれているクラスター爆弾につきまして、その全面禁止の条約作成にノルウェー政府が旗を振っていると承知をしております。
これは投下された爆弾が地表近くで炸裂をして、二百個の子爆弾が飛び散ると。これがばらまかれて無差別に人々を殺傷すると。しかも、一割以上が不発弾となっていると。地雷になっちゃうわけです。マイヤーズ統合参謀本部議長は、イラク戦争で約千五百発のクラスター爆弾を使用したと発表しています。つまり、三十万発の子爆弾がばらまかれて、多くの不発弾が今もイラク市民を傷付けている。 さらに、劣化ウラン弾。
クラスター爆弾という、空中でぽんと割れて二百を超える子爆弾を広範囲にばらまいて多数の人々を無差別に殺傷する残虐兵器も使われたと報道されております。五日以降だけで、AP通信によりますと、既に六百人を超えるイラク住民が殺害され、そのほとんどが女性と子供と老人だと伝えられております。 この行為に対して、イラク国内はもとより、国際的な批判が広がっております。
しかし、投下された食料が広範囲に飛び散って、高い殺傷力や焼夷弾としての機能を持つクラスター爆弾の子爆弾と同じ黄色の缶に入っていたことから、米軍は当時、食料パックと勘違いした住民が不発弾を拾おうとするのではないかと、ラジオ放送などを利用して警告を発するというような事態にも至りました。
この報告書の中で、イラクでの米英軍が使用したクラスター爆弾の数、これは、クラスター爆弾は御承知のとおり集束爆弾で、一個の爆弾に二百二個の子爆弾が付いている爆弾であるということは私もこの委員会でも何遍も取り上げてまいりましたが、ヒューマン・ライツ・ウオッチの公表資料からいきますと、アメリカ軍は一万七百八十二発のクラスターの親爆弾を投下した。子爆弾の数は百八十万発と言われております。
それと、クラスター弾を使って、その子爆弾を手に持った子供が大けがをしたりというのは新聞報道に出ていましたけれども、きょう午前中の藤田参考人の非常に生々しい報告にもありましたように、私たちは、劣化ウラン弾を使ったに違いないという思いを持ちながら入りましたけれども、その証拠そのものを押さえるべき場所には行くことはできませんでした。
黄色に塗っておりますがために、子爆弾を、それを子供たちがおもちゃと間違えて拾っちゃったと、それで被害が生じたという例は私も聞いております。 そうしますと、クラスター爆弾というものがある、そういうような黄色いものはおもちゃではなくてクラスター爆弾の子爆弾の不発弾である、だから近づかないようにということをきちんとそれを言わなければいけないのだと私は思っております。
大規模な戦闘が終わったはずのイラクで今も子爆弾が民間人に大きな被害を与え続けている現実があるんですね。 今回のイラク戦争の民間人死者数を集計しているイラク・ボディー・カウントによりますと、十一日現在では最低五千五百三十一人、最高七千二百三人、これ民間人が亡くなっているんです。
○八田ひろ子君 地雷とは違うんだというふうにおっしゃっていますけれども、今クラスター爆弾で問題になっているのは、不発をする子爆弾、今、日本が買っております、作っておりますCBU87でいいますと、二百二個子爆弾を抱えて落ちていくわけですよね。
○国務大臣(川口順子君) これは、ヨルダンの当局が捜査をした結果、クラスター爆弾の子爆弾であるという報告がなされたというふうに承知をしています。
それを今度改良して、缶ビールぐらいの大きさのようですけれども、子爆弾が飛び出してくるのはクラスター爆弾ですよ。殺人兵器、しかも極めてむごたらしく人を殺す、それを自衛隊が持っているというのは一体どういうことですか。専守防衛の自衛隊がこれは何に使うんですか。どういう場面で使うんですか。その目的は、防衛庁長官、どういうことなんですか。
クラスター爆弾というのは、子爆弾というものを持っておることは委員御指摘のとおりでございます。これが通常爆弾とは何が違うのかといえば、広範囲の敵に対して攻撃を仕掛ける場合にこちらの方が効率が良いということはございます。
特に、航空自衛隊が保有しているクラスター爆弾の子爆弾は、不発になった場合にその処理をしやすいように、黄色に着色しております。通常の地雷のように、接触してそれを爆発させるために見えないようにするというものと違いまして、そこら辺も処理がしやすいような扱いになってございます。
この政府専門家グループにおける検討を踏まえまして、二〇〇二年の十二月、昨年の十二月の締約国会合で、政府専門家グループが、二〇〇三年、ことしに、爆発性戦争残存物の危険を減じるための紛争後の一般的な対応措置についての文書の交渉、また、子爆弾を含む特定の弾薬の設計改良について研究を行うことが決定されました。
ベトナムで使われたときのことですけれども、戦争が終結をしてから十四年後に三人の少年がこの子爆弾で死亡しているという事件もありました。 ことし三月七日付で、我が党の小泉参議院議員が質問主意書を出しまして、それに対する内閣の回答は、「投下時に爆発せずに残ったクラスター爆弾の子爆弾により民間人に大きな被害が出ているとすれば、それは憂慮すべきことであると考えている。」
じゃ、クラスター爆弾だと子機がどこに、子爆弾がどこへ行っちゃうか分からないじゃないかということもございましょう。それはしかし、やはり国際的なコンセンサスというものが必要なんだというふうに思っています。
これが親爆弾があって子爆弾、クラスター、房と言われるように、親爆弾から子爆弾が分かれて広範囲にという意味合いにおきまして、通常の概念で用いられます爆弾とは違ったタイプのものであるということは言えようかと思っています。 それがなぜ必要なのかというふうに言われますと、それはもう委員御案内のとおりでありまして、装甲貫徹力や破片効果、焼夷効果を有する子弾を散布するということになります。